睡眠時無呼吸症候群 論文

閉塞性睡眠時無呼吸症候群と認知障害

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勤務医TKYです。

今回は、"成人における閉塞性睡眠時無呼吸患者の認知障害は青少年と比較して顕著である"という論文です。

 

Cognitive deficits in adults with obstructive sleep apnea compared to children and adolescents.

J Neural Transm (Vienna). 2017 Feb;124(Suppl 1):187-201. 

 

では、論文の要約をみていきましょう。

要約

閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)は、患者の身体的および精神的な機能ならびに生活の質にまでも悪影響を及ぼすことがある。

OSAの主要な転帰は認知機能の障害であり、事実、いくつかの研究においてOSAは主に実行機能、注意力、記憶の欠陥につながることが示されている。

OSAは全ての年齢層において発症しうるので、これらの関連する認知障害は成人だけではなく青少年においても観察されている。

しかし、これらの認知障害は、成人と比較すると青少年患者においては異なる臨床像を呈する可能性がある。

本研究において、作業記憶、注意力および執行機能の認知領域における欠陥が、大人と子供の両方に見られることを見出した。

しかし、OSAの子供は適切な発達に必要な行動や音韻的処理についての変化も示している。

筆者らは認知機能に正の影響を及ぼす可能性がある小児および成人における可能なOSA治療法を検討し、それによって患者の一般的な機能および生活の質を改善する。




 

いかがでしたでしょうか。

睡眠時無呼吸症候群は、日中の眠気だけではなく認知機能にも大きな影響を及ぼすといった論文でした。

睡眠時無呼吸症候群について調べれば調べるほど、"百害あって一利なし"といった言葉が当てはまるように思います。

周囲から睡眠時無呼吸を指摘されている方で、最近になり認知機能の障害も自覚したり指摘されている方はしっかりと治療をすることで症状の増悪を防ぐことができるかもしれません。

 

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