睡眠時無呼吸症候群 論文

歯牙欠損と睡眠時無呼吸症候群

更新日:

勤務医TKYです。

今回は、"米国人の歯の損失と閉塞性睡眠時無呼吸の徴候と症状"ついての論文です。

 

Tooth loss and obstructive sleep apnea signs and symptoms in the US population.

Sleep Breath. 2016 Sep;20(3):1095-102. 

 

では、論文の要約をみていきましょう。

目的

この研究の目的は、一般的な米国人集団の代表的なサンプルにおいて歯牙欠損と閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)の徴候と症状との関係を調べることである。

方法

データは2005年から2008年の国民健康栄養調査に参加した25歳以上の7355人の男女から抽出している。

歯牙損失、噛み合わせおよび義歯の使用は歯科検査を受けて決定された。

4つの基本的なOSAの徴候および症状は、米国睡眠医学アカデミー基準に基づく質問によって評価された。

OSAの徴候や症状を2つ以上有する成人はOSAにおける高リスク群に分類された。

人口統計学的特徴、肥満指数、義歯および睡眠持続時間を調整してOSAについての歯牙欠損と高リスクの間の関連性の強さを推定した。

結果

25〜65歳の成人において、OSAのリスク群の被験者は1本の歯牙欠損につき罹患率が2%増加した。

OSAの高リスク群の被験者において有病率は以下の通りであった。

・5-8本の歯牙欠損の場合は25%以上

・9-31本の歯牙欠損の場合は36%以上

・歯牙が全く無い場合は61%以上

結論

歯牙欠損はOSAの独立した危険因子である可能性がある。

 

いかがでしたでしょうか。

歯牙欠損が多いほどOSAの有病率も高いという論文でした。

さて、皆さんは「8020運動」をご存知でしょうか?

日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。

これは、20本の歯があれば食生活について満足することができると言われているからです。

今回、この論文を読んで歯は食事だけではなく健康全体に大きく関与しているということがよくわかりましたね。

皆さんも歯を大事にしていきましょう。

 

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