睡眠時無呼吸症候群 論文

非アルコール性脂肪肝と睡眠時無呼吸症候群

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勤務医TKYです。

少し時間が空いてしまいましたが元気でやっています。

今回は、"重篤な肥満患者における非アルコール性脂肪肝疾患に対する閉塞性睡眠時無呼吸の影響"についての論文です。

 

The impact of obstructive sleep apnea on nonalcoholic fatty liver disease in patients with severe obesity.

Obesity (Silver Spring). 2016 Apr;24(4):871-7. doi: 10.1002/oby.21409. Epub 2016 Feb 16.

 

では、論文の要約をみていきましょう。

目的

閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)は肥満手術を受ける患者にとっては共通していることである。

OSAおよびそれに伴う断続的低酸素症は、非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)および非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の病因にも関与している。

OSAの重症度、低酸素血症、メタボリックシンドロームおよびNAFLDの重症度の関係を調べるために肥満手術を受ける患者の大規模なコホートを研究を行った。

方法

ポリソムノグラフィーと肝生検の両方を受けた肥満手術の患者を被験者として研究が行われた。

無呼吸低呼吸指数(AHI)および低酸素状態のパラメータによって決定されるOSAの重症度を、肝脂肪変性、炎症および線維症の存在によって測定される肝臓組織学の重症度に関して研究を行った。

結果

コホート研究では平均年齢46.2歳、BMI 49.9kgの患者362人を対象とした。

AHIを基準とすると被験者の26%がOSAの診断基準に当てはまらず、軽度のOSAが32%、中等度のOSAが22%、重度のOSAが20%であった。

メタボリックシンドロームの診断基準に当てはまらない被験者において、AHIによって測定されるOSAの重症度と低酸素症のパラメータとの間にNAFLDの重症度と正の相関が見出された。

結論

OSAの重症度およびそれに伴う低酸素症はNAFLDの重症度と関連している。




 

いかがでしたでしょうか。

OSAに伴う低酸素血症は肝臓にも大きな影響を及ぼすことが改めてわかりました。

睡眠時無呼吸と肺についての論文はこちらをご覧ください。

 

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