睡眠時無呼吸症候群 論文

閉塞性睡眠時無呼吸の脳卒中患者に対するCPAP治療と認知機能

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勤務医TKYです。

今回は、"閉塞性睡眠時無呼吸を呈する脳卒中患者の認知機能障害に対するCPAPの効果"という論文です。

 

Effects of Continuous Positive Airway Pressure on Cognitive and Functional Outcome of Stroke Patients with Obstructive Sleep Apnea: A Randomized Controlled Trial.

J Clin Sleep Med. 2016 Apr 15;12(4):533-41. 

 

では、論文の要約をみていきましょう。

目的

脳卒中患者における閉塞性睡眠時無呼吸は、入院患者のリハビリ中の機能および認知状態の悪化と関連している。

筆者らは4週間のCPAP治療が認知状態および機能の転帰を改善すると仮定した。

方法

筆者らは神経リハビリテーションユニットに入院した脳卒中患者に対してランダム化比較試験を行った。

被験者は通常のようにリハビリ治療を受ける群(コントロール群)またはCPAP治療を受ける群(CPAP群)に割り付けられた。

プライマリーアウトカムは以下の2つである。

・神経心理学的検査によって測定された認知状態

・2つの神経学的尺度および日常生活動作(ADL)の尺度によって測定された機能的状態

セカンダリーアウトカムには、眠気、睡眠の質、疲労および気分が含まれた。

計測はベースライン時および4週間の介入期間後に行った。

結果

筆者らはランダムに20人の患者をCPAP群に割り当て、16人の患者をコントロール群に割り当てた。

平均のCPAPコンプライアンスは1泊あたり2.5時間であった。

CPAP群の被験者は注意力および執行機能の認知領域においてコントロール群より有意に大きな改善を示した。

CPAPコンプライアンスは認知機能のより大きな改善と関連していた。

結論

CPAP治療は閉塞性睡眠時無呼吸を呈する脳卒中患者の認知機能を改善する。




 

いかがでしたでしょうか。

入院中はただでさえ廃用や認知機能の悪化がすすむと言われている中、CPAP治療によってその機能の改善を認めたという論文でした。

今回は脳卒中患者を対象にしておりますが、脳卒中患者に限らずともOSAに対するCPAP治療は有用なものとなるでしょう。

 

認知障害についての論文はこちらもご覧ください。

 

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