睡眠時無呼吸症候群 論文

小児の脳性麻痺およびてんかん患者における閉塞性睡眠時無呼吸

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勤務医TKYです。

今回は、"小児の脳性麻痺およびてんかん患者における閉塞性睡眠時無呼吸"についての論文です。

 

Obstructive sleep apnea in children with cerebral palsy and epilepsy.

Dev Med Child Neurol. 2016 Oct;58(10):1057-62.

 

では、論文の要約をみていきましょう。

目的

脳性まひ(CP)およびてんかんの小児患者における閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)のリスクを調べることを目的とした。

方法

この研究では、小児睡眠質問票(PSQ)、粗大運動機能分類システム(GMFCS)、および複数の専門小児医療施設にいる小児のOSAの症状を特定するチャートレビューを使用した。

結果

215人の患者をてんかん群(n = 54)、脳性まひ群(n = 18)、両方群(n = 55)、どちらも当てはまらない群(比較群 n = 88)に分類された。

比較群は発達障害のある子どもで構成されており、通常の発達の子どもは含まれていなかった。

比較群と比べて、脳性まひ群および脳性まひ + てんかん群(両方群)においてPSQスコア(OSAリスクの増加を示す)が有意に増加した。

脳性まひ + てんかん群においては、脳性まひ単独群と比較してよりPSQスコアが増加した。

GMFCSを用いて測定した脳性まひの重症度の増加とともにPSQスコアの増加も認められた。

解釈

PSQスコアを計測することによって、OSAの症状の診療録をレビューするよりもOSAのリスクが高い子どもを同定することができた。

 

いかがでしたでしょうか。

脳性まひやてんかんの小児患者においてはPSQスコアを計測することで、OSAのリスクを計ることができるであろうといった論文です。

小児にとっては脳波検査をするだけでも一苦労なので、こういった各種スコアによるスクリーニング検査ができるだけでもありがたいですね。

 

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