睡眠時無呼吸症候群 論文

睡眠時無呼吸症候群と肺炎

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勤務医TKYです。

今回は、"睡眠時無呼吸症候群と市中肺炎の関係"についての論文です。

 

Association between Obstructive Sleep Apnea and Community-Acquired Pneumonia.

PLoS One. 2016 Apr 6;11(4):e0152749.

 

では、論文の要約をみていきましょう。

背景

筆者らは、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)によって、上気道の微細な誤嚥に起因する下気道感染および市中肺炎(CAP)に罹患しやすくなると仮説を立て、OSAとCAPとの関連性を評価した。

方法

筆者らは、82人のCAP患者および41人の他の感染症患者(コントロール群)の症例対照研究を行った。

コントロール群は、年齢、性別および肥満指数(BMI)に従って適合させた。

両群の患者の入院時に呼吸ポリグラフ検査(RP)を行い、肺炎の重篤度は肺炎重症度指数(PSI)に従って評価した。

CAPとEpworth Sleepiness Scale(ESS)、OSA、OSA重症度および他の睡眠関連変数との関連性をロジスティック回帰モデルを用いて評価した。

OSA、OSA重症度とCAP重症度との間の関連性を、線形回帰モデルおよびノンパラメトリック検定で評価した。

結果

人体計測変数、毒性習慣およびCAPのリスク因子に関して、CAP患者と対照患者との間に有意差は見られなかった。

無呼吸 - 呼吸低下指数(AHI)が10以上のOSA患者はCAPのリスクが高かった。

重度OSA(AHI≧30)の患者もまたCAPのリスクが高かった。

さらに、OSAはCAPの重症度と有意に関連し、OSAの重症度もCAPの重症度と関連していた。

結論

OSAおよびOSAの重症度は、非呼吸器感染症のために入院した患者と比較した場合CAPと関連していた。

さらに、OSAとOSAの重大度はCAPの重大度に関連付けられている。

これらの結果は、CAPの病因におけるOSAの潜在的役割を支持し臨床的意味を有する可能性がある。




 

いかがでしたでしょうか。

睡眠時無呼吸症候群やその重症度は市中肺炎の重症度にも直接関連付けられているといった論文でした。

高齢者には特に多い肺炎にもOSAは影響しているのですね。

 

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