睡眠時無呼吸症候群 論文

小児におけるCPAP使用のアドヒアランス

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勤務医TKYです。

今回は、"家族の使用により改善する小児の閉塞性睡眠時無呼吸における陽圧呼吸療法のアドヒアランス"についての論文です。

 

Pediatric Positive Airway Pressure Adherence in Obstructive Sleep Apnea Enhanced by Family Member Positive Airway Pressure Usage.

J Clin Sleep Med. 2016 Jul 15;12(7):959-63.

 

では、論文の要約をみていきましょう。

目的

閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)に対する陽圧呼吸療法(PAP)の遵守は小児において依然として課題である。

筆者らは、陽圧呼吸療法(PAP)を受ける他の家族(親、兄弟など)の存在が小児のより良い遵守に関連すると仮定した。

方法

筆者らは2011年1月から2013年5月までの間に新たにOSAの診断を受けた18歳未満の小児を同定するためにレトロスペクティブなレビューを行った。

アウトカムは1週間、1ヶ月および3ヶ月における客観的なPAPの遵守であった。

潜在的な予測因子には家族のPAP、患者の人口統計、および臨床的特徴が含まれた。

カイ二乗検定とウィルコクソン二標本検定を用いてPAPの家族の有無による集団の差異を決定した。

各時点でのPAP遵守の尺度および2群間の経時的な変化パターンを混合効果モデルを用いて調べた。

結果

最終分析のサンプルには56人の小児が含まれていた。

13.2±3.7歳の年齢、男性が60%、アフリカ系アメリカ人が67%、肥満が65%、発達障害が32%であった。

平均の無呼吸 - 呼吸低下指数(AHI)は25.2±28.7であり、19人(33%)にPAPを受ける家族がいた。

全体的なPAPの遵守は3ヶ月の時点で2.8±2.4h/夜であった。

PAPを受けている家族のグループでは、3ヶ月の時点でPAPの夜間平均使用回数が有意に多かった。

結論

全体的にPAPの遵守は低かったが、家族の「役割モデル」としてのPAP使用はより良好な順守と関連付けられた。




 

いかがでしたでしょうか。

家族にもPAP(CPAP)を使用している人がいれば、小児においてもアドヒアランスが良くなるという論文でした。

CPAPを使用したことがある人にとってはわかると思いますが、マスクのフィットや圧の調整が良くないとCPAPは逆にかなり不快です。

これを小児が装着するとなると必然的にアドヒアランスは悪くなるでしょう。

ただ、親や兄弟がそのモデルとして装着していればしっかりと真似をしてくれるということですね。

家族みんなで協力して治療にあたりましょう。

 

小児でCPAPが困難であればこんな方法もあります。

 

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