睡眠時無呼吸症候群 論文

閉塞性睡眠時無呼吸、肥満、日中の過度の眠気とうつ

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勤務医TKYです。

今回は、"閉塞性睡眠時無呼吸、肥満および過度の日中の眠気とうつとの相対的関連:縦断的な集団ベースの研究"についての論文です。

 

The relative association of obstructive sleep apnea, obesity and excessive daytime sleepiness with incident depression: a longitudinal, population-based study.

Int J Obes (Lond). 2016 Sep;40(9):1397-404.

 

では、論文の要約をみていきましょう。

背景

閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)はうつ病発症の危険因子であると考えられている。

しかしながら、肥満および過度の昼間の眠気(EDS)はOSAおよびうつ病の両方に関連する。

この研究の目的はうつ病に対するOSA、肥満およびEDSの相対的関連を調べることである。

方法

ペンシルベニア州の成人コホートからうつ病のない1137人の成人のランダムサンプルを7.5年後に追跡調査した。

全被験者はベースライン時に十分な健康診断とポリソムノグラフィーを受けた。

OSAは、無呼吸低呼吸指数(AHI)≧5、過体重(BMI 25-29.9)、肥満(BMI≧30)およびEDS(中等度~重度の眠気や抵抗のできない睡眠発作)と定義された。

結果

過体重、肥満およびEDSはうつと関連していたが、OSA単独ではそうではなかった。

過体重は女性のうつ病と関連する一方、肥満とEDSは男女ともうつと関連していた。

過体重と肥満はうつと関連していたが、EDSはそうではなかった。

20〜40歳の女性においてはBMIとEDSがうつと強く関連していた。

EDSの重症度はOSAを合併する患者のうつを予測したが、AHIや酸素飽和度はそうではなかった。

結論

過体重、肥満およびEDSはうつの主な予測因子である。

肥満は精神生物学的メカニズムを介してうつ病に関連している可能性がある一方、EDSはうつ病の初期兆候かもしれない。

肥満はうつ病の予防戦略のターゲットにすべきである。

 



 

いかがでしたでしょうか。

日中に耐えがたい睡魔に襲われる方はもしかしたらうつの初期症状かもしれません。

また、同時に肥満も自覚してきたなと思われる方はさらに可能性が高いでしょう。

いつもと何かが違うと感じたり、家族や友人からいつもと違うといった指摘があれば無理せずに休養を取ることも必要です。

 

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