睡眠時無呼吸症候群 論文

閉塞性睡眠時無呼吸に対するCPAPとQOL

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勤務医TKYです。

今回は、"閉塞性睡眠時無呼吸症患者のQOL(Quality of Life)に対する持続陽圧呼吸療法(CPAP)の影響"についての論文です。

 

Impact of continuous positive airway pressure (CPAP) on quality of life in patients with obstructivesleep apnea (OSA).

J Sleep Res. 2016 Dec;25(6):731-738.

 

では、論文の要約をみていきましょう。

要約

閉塞性睡眠時無呼吸は罹患率が増加している慢性疾患である。

関連する心血管合併症に加えて、閉塞性睡眠時無呼吸は昼間の過度な眠気に続発する生活の質(QOL)の低下、労働災害、自動車事故につながっている。

持続陽圧呼吸療法(CPAP)は睡眠時無呼吸に対する治療のゴールデンスタンダードであるが、QOLへの影響は明確に定義されていない。

本研究では、CPAP vs 偽CPAPのランダム化比較試験であるApnea Positive Pressure Long-term Efficacy Study (APPLES)のデータを用いてQOLに対する治療の効果を調べた。

The Calgary Sleep Apnea Quality of Life Index (SAQLI)を用いて生活の質を評価した。

全体としてCPAP治療後の睡眠時無呼吸患者の生活の質の改善は認められなかった。

しかし、OSAの重症度を層別化すると、重度~中等度の睡眠時無呼吸患者にCPAPを使用することによりQOLの長期的改善が起こることが分かった。

ただし、軽度の閉塞性睡眠時無呼吸患者ではQOLの実証的改善は認められなかった。

 



 

いかがでしたでしょうか。

軽度~重度までのOSAの患者を含めると、CPAP使用によるQOLの改善は認められませんでしたが、中等度~重症の患者では改善が認められたという論文でした。

軽度の患者においてはマウスピースやダイエットなどでまずは経過をみながら、中等度以上の患者ではCPAPを使用することが望ましいということが改めて確認できました。

 

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