睡眠時無呼吸症候群 論文

青年期における閉塞性睡眠時無呼吸と高血圧

更新日:

2010年国民健康・栄養調査によると、30歳以上の日本人男性の60%、女性の45%が高血圧(収縮期血
圧 140mmHg以上または拡張期血圧 90mmHg以上、または降圧薬服用中)と判定されました。

また、NIPPON DATA2010における高血圧有病率から、本邦における2010年の高血圧有病者数は約 4300万人(男性 2300万人、女性 2000万人)と試算されました。

高血圧治療ガイドライン 日本高血圧医学会

 

今回は、"青年期の閉塞性睡眠時無呼吸と高血圧~神経行動学および認知機能に及ぼす影響~"についての論文です。

 

Obstructive Sleep Apnea and Hypertension in Adolescents: Effect on Neurobehavioral and Cognitive Functioning.

Can Respir J. 2016;2016:3950914.

 

では、論文の要約をみていきましょう。

背景

青年期における閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)と高血圧、神経行動および精神状態との関係について限られたデータしかない公表されていない。

筆者らの研究の目的は、OSAの有無によって高血圧を有する青年の神経行動パターンおよび認知機能を評価することである。

方法

これは the Scientific Center for Family Health and Human Reproduction Problemsで完了したレトロスペクティブなコホート研究である。

2007年~2009年の期間に14-17歳の被験者が24時間の血圧モニタリングとポリソムノグラフィーを受けた。

結果

18例の高血圧を伴うOSA(第1群)および非高血圧の非OSA(第2群)を対象とした。

OSA患者において神経行動機能の有意な変化が示され、また認知機能も低下した。

第1群では第2群と比較して、言語的および視覚的記憶指標および注意指数は2.1倍および2.2倍低かった。

会話指数はOSA患者では非OSA患者より2.8倍低く有意差があった。

高血圧のOSAの若者ではOSAのない患者と比較して、睡眠パラメータと認知尺度との間により顕著な相関が見出された。

結論

これらの結果から、OSAが高血圧の若年者における神経行動および認知機能と密接に関連していることを示唆している。

 



 

 

いかがでしたでしょうか。

先に示した通り、OSAや高血圧患者は巷にあふれかえっており珍しくもない病気です。

OSAによって日中の眠気や熟眠感の喪失がこういった結果をもたらしているのかもしれません。

 

 

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