論文

閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)患者のためのマットレスと枕はこれだ!!

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勤務医TKYです。

今回は、"閉塞性睡眠時無呼吸の治療に適した腹臥位(うつ伏せ)用のマットレスと枕"についての論文です。

 

Mattress and pillow for prone positioning for treatment of obstructive sleep apnoea.

Acta Otolaryngol. 2015 Mar;135(3):271-6. 

 

では、論文の要約をみていきましょう。

結論

ほとんどの閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)患者において、

AHI(apnoea-hypopnoea index, 1時間あたりの無呼吸と低呼吸を合わせた回数)

および

ODI(oxygen desaturation index, 1時間あたりの酸素飽和度の低下紙数)

をそれぞれ減少させるためには、腹臥位(うつ伏せ)のためのマットレスと枕は効果的であった。

目的

本研究は、腹臥位(うつ伏せ)に適したマットレスと枕をOSA患者が4週間使用した後、睡眠中の体位がOSAの重症度にどれぐらい影響しているかを評価することである。

方法

軽度から重度の14人(男性11人、女性3人)のOSA患者を評価した。

平均AHI 26 (最小6、最大53)

平均ODI 21 (最小6、最大51)

結果

治療によって平均AHIは26 → 8、平均ODIは21 → 7へ改善した。

睡眠中、仰臥位(仰向け)での平均時間は128分 → 10分に短縮され、腹臥位(うつ伏せ)での平均時間はMPP(mattress and pillow for prone positioning)で42分 → 174分に増加した。

総睡眠時間の平均は治療を受けていない最初のPSG(ポリソムノグラフィー検査)の際に390分、MPPでは370分であった。

10人の患者(71%)がAHIを少なくとも50%減少させ、治療中に10未満にまで達した。

 

※mattress and pillow for prone positioning(MPP)は、下の画像のようなマットレスと枕の組み合わせです。

 

いかがでしたでしょうか。

一見寝づらそうな体位ではありますが、SASの改善のためにはこういった寝方が効果的であるとのことですね。

なお、同じ論文内に下の画像もありました。

上側の写真は腹臥位(うつ伏せ)であり、鼻がマットレスや枕より下側になっているところが良いとのことです。

下側の写真は側臥位(横向き)であり、睡眠にあたって腕が良い位置に置けるところが良いそうです。

皆さんもマットレスと枕を組み合わせてこういった寝方をぜひ試してみてください。



 

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